新型コロナウイルスの影響で、今年度も様々なことが例年通りにはいかない状態が続いています。子どもたちにも保護者の皆様にも負担をおかけしていますが、それでも園では子どもたちがなんとか安全に楽しく過ごせるよう工夫しています。
今年度もお泊まり保育は難しいと判断し、年長の先生たちがアイデアを出し合い、泊まることは難しくてもどうにか思い出作りができないかとサマートリップを計画してくれました。
厳しい暑さの中でしたので心配でしたが、皆元気に集まってくれました。いつもとは違うお昼に登園しみんな集まると、忍者からのメッセージが届いていました。
真福寺に落としてしまった手裏剣を探してほしい…といった内容でした。これには子どもたちもやる気満々です。
とは言えまずは腹ごしらえです。みんな大好きなカレーをいただきます。いつもの給食と違ってゆっくりといただくことができました。
いよいよ真福寺に出発します。園外へ出掛けるのは久しぶりで、子どもたちは大喜びです。
山のふもとでバスを降り、山の上の真福寺を目指します。山道や石段を登り、散策をしながら手裏剣を探します。山の中は虫がたくさんいたり、変わった植物もあり、見るもの全てが興味深いのです。いろんな発見をしながらみんなで散策するのはとても楽しそうです。
しかしこの蒸し暑い中山の中を歩き回るのはとても大変です。休憩を取りながらあちこち歩き回り…やっとのことで忍者の手裏剣を発見した時には走り出してしまう子もいる程みんな興奮していました。各クラス無事手裏剣を見つけて一旦休憩です。
みんなでジュースで乾杯し、疲れた体を癒しました。
今日の一番のお楽しみは、キャンプファイヤーです。いつもはとっくに幼稚園から帰っているような時間からのスタートでワクワクします。たいまつの火を園長先生が円の中心に灯し、キャンプファイヤーがはじまります。ファイヤーならではの遊びもあり盛り上がり、だんだんと薄暗くなる中…なんと忍者が登場!無事手裏剣を渡すことができました。お礼のご褒美をもらってしまいましたね。頑張った甲斐がありました。
最後にサプライズの花火をみんなで見て、真福寺を後にします。
泊まることはできなかったけど、冒険を終えた子どもたちの顔は、少したくましくなったような気がします。遅くまで頑張ったこと、帰ったらたくさん褒めてあげてください。年長さん、お疲れさまでした。夏の思い出が一つ増えましたね。